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日常の記録

会社の金で半月ホテル滞在

二週間ほど滋賀の草津に労働の用事で滞在したので憂さ晴らしにポエムを書いておく。

生活用品は現地調達でいい

地方に滞在するとなると、どうしても僻地に行くみたいな感覚があるけどそんなことはない。工事や設備点検で行くならともかく、業務の都合で本社や支社に行くと言う場合にそう言う心配はほぼしなくていい。首都圏にあるような店は普通にあるし、なかったとしても同業種の店は大体ある。当たり前だけど忘れがち。

身の回りの品々をあれがないと困るかな、これがないと困るかな、いやこれはいらんやろと悩むのは楽しくもあるけどだいたい要らん。自分も出発前に無印の化粧水と乳液を買ったが、泊まったホテルの近くにある無印を扱うローソンで売ってた時は流石にずっこけた。要らんかった。

とはいえ首都圏と違うのは閉店が早いこと。だいたい20時には閉まってるので軽く2時間残業すると閉店してて終了すると言う意味では事前に調達しておいた方がいいかもしれない。

いいホテルには必要なアメニティがだいたいある

自分はどこに行くにも東横インばっかり泊まってる東横インガチ勢感があり、基本的に泊まりに持って行くものは東横インの備え付けのものを基準にしている。

そんな奴が、会社の用意してくれた2ランクくらい上のシティホテルに止まるとどうなるか。物を持っていきすぎるのである。マジで着替えと会社用PCの周辺機器とiPadくらいでよかったわ。

髭剃りや部屋ブラシはもちろん、水のペットボトルとか軽いお菓子とか、入浴剤とかアフターシェーブクリームとかボディウォッシュとか大体ある。お茶も粉じゃなくてティーパックだったし、部屋備え付けのポットに水が入ってい怪訝に思ったけど机の上にある案内パンフに「そのままお使いいただけます」と書いてあって、いいホテルでは最初から水が入ってるというのも初めて知ったりとか、世の中知らんことばっかである。

ただしホテルのランクが上がりすぎるとコインランドリーの施設がなくホテルのランドリーに頼むタイプになるので自分で洗濯する民としては若干困惑する。どの土地でも探せばコインランドリーはあるのでそこで洗濯した。

朝ホテルから出る時にホテルマンから「いってらっしゃいませ」と挨拶されるのはめっちゃ気分がいい。偉くなったと錯覚させられる。

地元のお店は抑えておく

言うほど生活用品に困らないとはいえ、全部コンビニで調達してたら財布が破滅するのでホテル周辺のスーパーやドラッグストアの検討をつけておく。滋賀だと平和堂が運営するアルプラザを無限に見るし、アルプラザ行くと生活用品が大体揃って便利。

飲み物やお菓子を買うのはもちろん、よくある食べ物でも関東では見ないようなメーカーが作っていたりして土地の違いを感じるのも面白いし、知らないものを見つけてそれをぐぐってその土地を知ったりするのもけっこう楽しい。

車で送り迎えされるのが最高に楽

出張先の会社は言うほど駅から遠いわけではないし、ホテルは駅から至近なので全然歩ける距離ではある。

けど残業して夜21時くらいに退勤し、そこからホテルまで送ってもらえる生活が良すぎる。わざわざ来てもらってるから送ってもらってると言うのもあるんだと思うけど、千葉と比べると街灯も少なく寒さが厳しい中で夜道を歩くのは若干心細くなる。それを会社の人と一緒に会話しながら自分は何もせずにホテルまで帰れるというのは天国かと言う感じがする。

人々があまり干渉しない東京は楽ではあるけれど、地方の人の温かみみたいなのも悪くないかなと思ってる昨今である。

ナチュラルな居酒屋でのノンアルコール

地方に来ると居酒屋に来たら普通にノンアルコールを頼むしそれをどうとも思ってない。飲んだら家に帰れないから当たり前ではあるんだけど。

流石に自分は飲酒運転するようなバカではないが、首都圏においてのノンアルコールは自己責任というニュアンスが強いのかなと思う。首都圏では公共交通機関が十分に行き渡っていて、推しのイベントに行くにしてもほぼ公共交通機関だけで行けるという環境もあり、ノンアルコールという言葉を出すと「えっ今日は車orバイク??」と意外に思われる確率の方が高いと思う。

それと比べ、地方は車に乗ってる方が普通であって、飲み会があったとしても大半が車である。デフォルトがノンアルコールであり、酒を飲みたい人が電車で来たり、または運転代行を使ったりというのが普通の感じ。

このナチュラルに「ノンアルコール!」と言っているのが自分にとってはかなり新鮮で、みんなと行く居酒屋においてノンアルコールを選択するというのが一種の虐げられてる感を感じていたのを踏まえると人権を得た感覚に似ている。

ヤクルトの1本売りがなかなかない

コンビニとかで売ってるヤクルトはだいたい6本くらいのまとめ売りが多く単品売りをあんまりしていない。ヤクルトの販売所側にある自販機で1本売りをしているのがたまーーにあるがほとんど見ない。もっと単品売りして欲しい。特に沼津駅周辺に。

なんてことを思ってたら出張先の会社の目の前にある自販機でヤクルトの1本売りしててリアルで吹き出してしまった。

そういえば、ホテルの朝食に甘いジュースを飲みたくなるのはなんでだろうと思っていたんだけど、小さい頃からヤクルトをずーっと飲んでるしヤクルトを飲むことが習慣化されてる故の行動だとこの前気がついた。ホテル泊の際は若干お腹の調子が悪くなるのも説明がつく。

少し前にヤクルト1000が盛り上がったけど、別に1000じゃなくても普通のヤクルトでも整腸作用があるから飲むといいと思う。普通のヤクルトは1本40円だよ。

地方の開放感と閉塞感

住んでいる人が一定数いる以上、衣食住をするには困らないようにはなっているし、東京と違って建物同士の感覚がそこまで詰まってないので割と余裕というか開放感というか、ギスギスしない感じはあって最初のうちは悪くない。

でも一週間くらい経ったあと、生活には事足りるけど見識が広がって行かないみたいな焦燥感みたいのも感じるようになった。

なんだかんだで東京は歩いていると良くも悪くもいろんな物事に出会う。そこから僅かながらも流行を知れたりするし、歩くこと自体にも健康に良いし。

そういう言葉が出てくるというのは自分が東京のそういうところにチューニングされてるのかもしれない。わからんけど。

こういうことは一泊二日程度ではわからない部分もあって、主目的の仕事の補助以外にもこういうことを感じれるのがあっておもろかった。

まとめ

地方感という意味では滋賀は沼津とかと大して変わらないように思える。

人も多くなく生活に必要なものはあるし住むにしても悪くはないかなとは思う。けど推しのイベントが首都圏で開催されるのが多い以上は地方に住むのは厳しいな、みたいな沼津で思ってたことを再度感じた。