ツー

日常の記録

#蓮ノ空 を感じに金沢へ行く(二回目)

蓮ノ空の情報がまだ少ないけど、まずは普通に観光を楽しもうの会。

なげぇなおい。

二泊三日した所感

色々観光をしてみると想像以上に楽しい場所だった。知欲、食欲、ついでに 聖地欲も満たせるし、徒歩やシェアサイクルで無理なく移動できる範囲で観光できる箇所が収まっていて新幹線で来ても結構楽しめる。あと二回くらいは新幹線利用で2泊3日しても飽きずに観光できそうではある。

金沢市街の観光には満足しているが、金沢郊外、能登半島、富山、福井など、北陸全体ではまだまだ観光する余地はたくさんある。そうなるとバイクで金沢まで来るかどうかと、金沢についてからどこに行くかと言うことでそれぞれ選択肢があり悩む要素が多い。ラブライブを抜きにしてもこれから十分に楽しんでいけそうである。

2023/02/23(木祝)

出発

最近は14時くらい現地到着がデフォルトになってしまってよくない。ホテルのチェックイン時間くらいに到着でいいやーくらいの感覚で出発。

今回は急いでいないのと、金沢にいくための情報を全く整理できていなかったのもあり、行きはあえて時間が掛かる東海道新幹線しらさぎ、帰りは北陸新幹線の一筆書きルートにした。

蓮ノ空 最近の活動軽くまとめ

東海道新幹線に乗っている間に蓮ノ空のここまでの情報をまとめる。

調査時点でツイート数が98だったのでまだ全部読むのは行ける!!

アカウントの運用開始は10/16。

今回の主目的はこれ。掲示されてるポスターを探すこと。

1st singleは3/29。クロスフェードはこれ。 全体曲はなんだかんだでラブライブを感じるけれど、ユニット曲がとにかく自由に作ってる感じがする。結構好み。ド!ド!ド!はライブでやると楽しそうだなと思う。

「リアルタイムスクルーカレンダー連動プロジェクト」という文言に若干の戦慄を覚える。

今回はどれくらいの勢いで突っ走っていくんだろうか。

在来線特急いいよね

米原で乗り換えて、米原から金沢までしらさぎで二時間。

乗客の大半は敦賀で降りて行ってほぼ貸し切り状態。来年には開通する予定の北陸新幹線の金沢~敦賀間も線路の高架自体は完成しているようだった。

しらさぎに乗っている間に現地の観光情報をまとめておく。

金沢という土地にまったく知識がなかったので、出発前に本屋に行って目についた旅行雑誌を買っておいた。 一通り読んでみて、まずベタな観光地を知るのがよかろうということで、雑誌のモデルルート通りに観光してみようという感じにした。

夕飯 すし食いねぇ!県庁駅前店

とりあえず有名かつ近場のごはんスポットであろう近江町市場に行った。ホテルのチェックイン時間までの小一時間でいろいろな店の様子を見て回ったが、ごはんが高いorくそ待つの二択だったので一回退散しホテルにチェックインした。

このままだと食いっぱぐれるので、旅行雑誌に頼ったところ地元チェーンの回転ずしがいいんじゃね?となった。

海鮮は沼津でいっぱい食べてるからなぁと思いつつも、一回くらいは地の寿司食べておきたいなと思ったので、旅行雑誌をもとに寿司屋に行った。固定寿司ではなくちょっとお高めの回転ずし。

店は場所が金沢駅から4kmくらい離れたところにあって、歩きでもよかったけど混雑しないであろう17時代にご飯を食べたかったのでシェアサイクルで移動したら15分くらいでついた。こういう遠めの移動の時には自転車が便利。

うまかった。まぁまぁ食べたけど旅行クーポンで支払ったので実質タダ。

2023/02/24(金)

0900 兼六園

日本三代庭園の一つ、兼六園。語るのも野暮であろう。

桂坂口から入ったが、入るまでに通ってきた道は元々お堀だったらしい。 蓮の花が群生していたところを埋めて道路にしたものとのこと。蓮の空の命名はここからとった可能性はある(要出典)

日本庭園は歩いているだけで癒し。

文化施設に入れるセット券で買ったのでどこ入ろうかと考えたが、とりあえず兼六園に隣接するいしかわ生活工芸ミュージアムに入ってみた。

1Fが工芸品を展示と販売していて、2Fはチケットが必要な伝統工芸品の展示スペースという構成。石川を支える伝統工芸がほぼ展示されていてなかなか圧巻。布、金箔、金属加工、木材加工、磁器、全てあるし、全ての制作工程も展示されていてめっちゃおもしろい。

特におもしろいのは2F有料展示スペースで展示品のほぼ全てに値段が張られていること。展示に耐えうる美しさはありつつ、あくまでもこれは工芸品であり実用品であり売っている、というのがいい。一巡見たあとに1Fに行ってお手軽なものを買って帰るのも乙かもしれない。

兼六園と併せてたっぷり3時間くらい見て回ったのでこの時点で割と疲れてる。

1100 ポスター展示箇所巡り

別記事にした。

1530 おやつ ひよこまめ

店の詳細は上記のポスター巡りの記事に書いてあるとして、直接お話しできるゆえの色々な情報を聞けた。

車がないと行きにくいこの場所になぜ割と新しいカフェを営業しているのか気になっていたが、現在の店主さんの祖父母がここでお店を営んでいたようで思い入れがある土地であるとのこと。それゆえに卯辰山の見晴らし台を背景とした蓮の空のポスターに作品は知らなくとも偉く感動したとのこと。色々と納得した。

表には書けんオフレコな話も聞けて満足。見晴し台は夜もおすすめだと聞いたので、今度自走で来た時にはぜひ行きたい。徒歩だと流石に夜は怖すぎる。

1830 夕飯 金沢エムザ内 洋食勝久屋

腹が減りすぎて死にそうだったので、深く考えずにとりあえずB級っぽいものを食べとくかとなってハントンライスと出ている店のGO! 一日歩き回ってクッタクタになった体に濃い味が染み渡る。

2023/02/25(土)

1100 金沢21世紀美術館

無料の展示もありそれでも楽しめる場所ではあるが、せっかく来たので有料展示を見に行くことにした。

行った時の展示は「時を超えるイヴ・クラインの想像力ー不確かさと非物質的なるもの」だった。

美術館での展示は事前の知識があるほうが100倍は楽しめると思う。けど芸術というのは作者が突き詰めに突き詰めた一つの思考の結果のひとつであり、そこまで突き詰めたものというのは作品自体が語り掛けてくるという面もあると思う。よってあまり考えずに見てみるか!というのも大事な考えだと思ってる。

前提知識はなくとも、入口には作者の経歴が書かれていてどういうことをやってきた人かはわかるし、それぞれの作品には作品名プレートのそばに作品の生まれた背景の説明があるので、真摯に向き合う気さえあればその場で仕入れた知識でも十分楽しめると思う。

作品のそばにある作品の背景を読み、作品の前に立ち、敬意を払ったうえで全体を見て、しばらくぼーっと立ち、作品が発する声のようなものに耳を傾ける。そしていろいろな角度で眺めてみたり、「あれ?こういうことか?」と思ったら作品の背景のテキストを読み直して納得を得る。こういう営みというのは楽しいし崇高だなぁなんて思わせてくれるのは美術館の魅力なのであろう。

ネット上でも検索して知識を得ることはできるが、知識だけではない、実物の圧倒さというのはやはりすごい。たまにはこういうことも必要である。

1430 昼飯 金沢エムザ内 ゴールドカレー

前日は昼飯抜きで死にそうな思いをしたのを反省して昼飯をちゃんと食べる。昨日行った店の隣くらいにカレー屋があったなと思ったので行った。 結局またハントンライス食べてる。正確にいうとカレーが掛かってるハントンカレーだから微妙に違うけど。

こういうシンプルな味付けの地元のものを食べてる時が一番落ち着くねぇ。

お土産を買う

今回はまぁまぁ買った。

もう地元っぽいお土産はエムザでいいやってなったので、スーパーに行って生産地が北陸のものを探しておいしいそうなものを手あたり次第にカゴに突っ込んでいった。森八のしば舟だけは別途買った。

一日目に移動途中の糖分補給に買ったもの。

二日目のひよこまめで買ったもの。

三日目に買ったものその1。

三日目に買ったものその2。

一枚目左 吸坂飴

シンプル素材の昔ながらの飴。噛んで食べたら治療した歯が取れそうなタイプのやつ。味は小麦の風味がよく柔らかい味で結構好き。ふるさと納税の返礼品にもなってたからたぶん本当の地元のものだと思う。

一枚目右 醤油飴

生産者が金沢だったので購入。食べ心地はこっちの方がいい。

二枚目左 北鉄バス 卯辰山公園マグネット

場所にちなんだグッズを最速で身に着けてマウントをとっていこう!!(効果には個人差があります)

二枚目右 コーヒー豆 グァテマラ 100g

店で飲んでおいしかったので購入。

三枚目左 加賀棒茶

どこ行ってもだいたい売ってるので、とりあえず購入して飲んでみようと思う。

三枚目中 すはま

調べてみると大豆の粉と水あめを練って作ったお菓子らしい。触感はだいたいきな粉棒みたいな感じ。

三枚目右 醤油飴(気に入ったので2回目)

一日目にも買ったけどおいしくて気に入ったのでお土産にも買った。

四枚目左 白えびビーバー

北陸では定番のスナック菓子だけと食べたことはなかったので買った。

四枚目中 しば舟 高橋製菓

要するにしょうがせんべいである。好き嫌いは分かれそうだがお茶に合う味で自分は結構好き。同じようなものが諏訪大社の下社前に店がある大社煎餅でも売られていて、金沢のものはどんなものかが気になって購入。

四枚目右 しば舟 森八

ものとしては同じしば舟、ただ老舗が作るものはどう味が違うのだろうかと気になり購入。

帰宅

  • かがやき536 金沢1708→上野1938

新幹線は速い。バイクでツーリングついでにゆっくり目に行くと一日がかりなのに新幹線だと二時間半で着くんだぜ。

気付いたところなどなど

街が結構ミニマルである

金沢駅兼六園を丸で囲った範囲にほぼ観光地が集中していてあまり迷いにくい。

どこに行くにも「この道さっき通ったな??」となるくらいには同じ道を通るので迷いなく行動できるという意味ではかなり楽。卯辰山は中心から離れてて若干遠いものの、それでも4kmくらいなので時間に余裕があれば歩きでも可能なレベルだし、疲れたからシェアサイクルに乗ろうという選択肢ができる程度にはシェアサイクルが整備されているので楽。

バスより歩きや自転車のが多分早い

金沢駅を出ると一番最初に見えるのは、みんなが写真を撮る金沢駅のシンボル「鼓門」ではなくバスの待機列の人だかりだと思う。

でも前述の通りミニマルにまとまってるので歩いてもそんなに時間が掛からない。金沢駅から兼六園まで2.5kmくらいで、健脚であれば30分ちょっとで着けると思うので待ってる時間より自力で移動したほうが早いと思う。

徒歩で30分の距離であれば自転車だと15分くらいで着けるし、歩くのがしんどくなったから途中からシェアサイクルに変えるというのもいい。シェアサイクルは30分以内なら165円なのでシェアサイクルの方がいいと思う。バスは確か200円なので。

珈琲屋がすごいたくさんある

街を歩くととにかく珈琲屋がいたる所にある。100m歩いたら1軒くらいはある。

個人的には沼津も珈琲屋が多いなと思っていたがそれ以上である。人がいて歴史があるところには珈琲屋がいっぱいあるんだと思う、たぶん。

困ったらエムザに行けばなんとかなる

とりあえず観光ガイドに従い近江町市場に行ってご飯食べるかーーと歩き回ってみるとまぁまぁの値段の海鮮丼を見ておうっとなった。千円台で食べられる店はだいたい大行列、空いてると思って店頭のメニューを見てみると海鮮丼3000円~という感じで詰んだ感じがすごい。

くいっぱぐれた状況の中ふと向かいを見ると、金沢エムザという建物がありその地下に食堂街があった。 結果としては正解だった。

現実的な価格のご飯がそんなに並ばずに食べられるし、食堂街の反対側にはスーパーもあり、飲み物はもちろん観光的な飾りのない本当の意味での地元の人が飲食しているものが普通の価格で手に入る。ちょっと場所がわかりにくいけれど遠くは無いので今後はエムザを重用しそうな感じがする。

聖地巡礼に関して大切なのは日用品は安く手に入れることだと思っていて、観光気分に浮かれて本質的じゃないところで無駄遣いするのはもったいない感じがするので、地元で普通に使うような店を旅行先でも探しておくのは結構大事だと思ってる。

次回以降の課題とタスク

安いご飯屋を探す

いくら観光気分だからといって、ずーーっとご飯にめっちゃ金をかけられるわけでも無いので現実的な価格のご飯屋を探していきたい。こればっかりは旅行雑誌などを参考にしつつも自分の足で稼ぐしかない。

森八の辻占

ふと年始に投稿されたこのツイート。

どうやら地元で楽しまれている季節ものだったというのを今になって知る。 正月に門松やおせちやお餅を用意するように、金沢では辻占を用意するらしい。

季節商品というのは現地で知ったので次の年始の楽しみとして取っておこうと思う。

とはいえ公式の画像に載っている辻占を作っている森八という店はどんな店なのかと思い、和菓子屋っぽいし何か気に入ったものがあったら買って帰ろうかなくらいの軽い気持ちでお店に向かった。 加賀藩の時代からの老舗だったんだなこれが。寛永2年は1625年だって。

いざ店に入ってみると構えが老舗という感じだし、店員さんも桃色の着物で対応していただく感じでこちらも気が引き締まるレベル。とりあえず前から気になっていたしば船と気になった葛餅を購入。

名前を認識して以降、よくよく街中を見ると店を割と見かけることからも名実ともに老舗であることは間違いないっぽい。

まとめ

いい街で、もう何回かは観光だけで行きたさはあるが、蓮ノ空が本格始動し始めたらむしろ来れる暇がないのでは疑惑がある。

歩くのが楽しい場所とはいえ、流石に歩きすぎたが楽しかった。