今年も業務で参加。業務用に提出するのとは別にメモを記録しておく。
- 概要
- 到着
- 基調講演
- CUS-47 1150~1220『たまごっち』シリーズの進化と、AWS IoT で築いた『Tamagotchi Uni』でつながる世界
- 昼食
- AWS-39 1250~1330 Amazon Aurora の技術とイノベーションDeep dive
- CUS-49 1330~1400 Nintendo Switch™ 向けプッシュ通知システムのリプレイス事例
- CUS-50 1420~1450 1 億 9000 万人のユーザー基盤を支える LINE の CDN 戦略
- AP-27 1600~1630 データセンターのラックぜんぶ抜く!SCSK だからできる脱オンプレの秘策とは?
- その他
- AWS snowball
- 今回の所感
- まとめ
概要
AWS Summit Japan
- 場所:幕張メッセ
- 日程:2024/06/20(木)、21(金) 参加したのは21日のみ
到着
今年も早めに到着して、弁当引換券と座布団貰った。
今年の基調講演は生で見るには指定席券が必要で、自分が行った時点ではすでに完売してた模様。なのでサテライト会場で見る。こんなところでまでnotご用意されなくてもいい。
基調講演
AWS Japan CEO 巨勢 泰宏
- Amazon One Enterprise 非接触決済 (in preview)
- 2027年までに2兆2600億をDCに投資する
- SBI証券:1日二兆円超の取引 Iaa Cでコード化
- docomo:5GネットワークにAWSを採用
- project kuiper:僻地に対応する衛星通信
- データがビシネスを差別化する
生成AI VP ラフール パサック
- project ceiba
- 万能なAIモデルは存在しない
- 責任あるAI
- 今日成功しているモダンビジネスは全てデータドリブン
- Amazon Qでコードを生成したりコードの概要をチャット形式で聞くことができる
JR東海 水津 亨
- リニア新幹線はすべてデータドリブン運営にしていく
- 運転に関することは全てデータ、常に地上とデータをやり取りしている
- 全てのデータを統合しないとできない。システムの内製化をしていく
- 時代に応じて利用する技術等を変えていく
- データの活用例:リニア運転時に利用する電気設備のコイルの音をSageMakerに食わせて重篤故障の予知
電通デジタル 山本 覚
- ∞AI (電通のAI)
- バイアスのないResponsible AI
- 対話型AIでリッチなデータを蓄積していく
CUS-47 1150~1220『たまごっち』シリーズの進化と、AWS IoT で築いた『Tamagotchi Uni』でつながる世界
- たまごっちのテーマ:お世話あそびとユーザー同士のコミュニケーション
- たまごっちの進化の歴史
- 赤外線通信
- カラー液晶
- NFC通信機能
- Bluetooth通信機能、アプリと連動
- ウェアラブルデザイン、タッチパネルやマイクを搭載
- Wifiの搭載
- Uniの意味
- Unique:見た目は同じでも性格が違ったりしてそれぞれが違う
- Unite:本体同士で通信
- Universal:世界中と繋げる
- 実装はESP32-S3
- Wifi搭載で進化した点
- 本体ファームウエアのアップデート
- お知らせ機能
- オンラインコミュニティー
- ダウンロードコンテンツ
- サーバー側の設計
- マネージドサービスを中心に設計
- セキュアな接続の実現(FreeRTOS、AWS IoT)
- 大規模スケーリング(Lambda、DynamoDB)
- フルサーバーレス
- AWS IoTのよいところ
- いつか本当のペットに!
昼食
今回の弁当は二択。塚田農場のやつとまい泉のやつ。
とにかくおなかがすいてたので量が多いほうの塚田農場の方を選択。 なかなか食べ応えがあっておいしかったです。
AWS-39 1250~1330 Amazon Aurora の技術とイノベーションDeep dive
- AWS製のJDBCドライバ:フェイルオーバー時の切り替え速度が最大66%早くなる
- Aurora Global Database
- Switchover:テストなどの目的でリージョンを変えるのもの
- Failover:障害時に素早く復旧させるためのもの
- Write Forwarding:セカンダリリージョンの書き込みがプライマリに転送されるオプション
- Aurora Serverless:負荷に対して性能が追随
- Auroraのblue-green deployment
- 下記の動作がコマンドで用意されており、実行していくだけでよい。
- blueを作成する
- blueへswitchover
- (待機→完了)
- green環境を切り離す
- green環境は自動で削除はされないので一定期間後自分で削除する
- 下記の動作がコマンドで用意されており、実行していくだけでよい。
- ZERO-ETL integration
- 同期のためにバッチなどを用意しなくてもよい。
- AuroraのストレージからRedshiftのストレージに直接同期
- Stndard / IO optimized
- 25%以上IO費用がかかっているのならIO Optimizedに変えることでコスト削減ができる可能性がある
- Optimized Reads
- NVMeをメモリ溢れ時の待避先に使う
- 階層型キャッシュ
- pgvector postgresqlでベクターデータを扱う。メジャーバージョンなら標準で入ってる。
- Limitless Database
CUS-49 1330~1400 Nintendo Switch™ 向けプッシュ通知システムのリプレイス事例
ギリギリで行ったので席が埋まっててメモが取れなかったので覚えてたことだけ。
- 1台のNLBに対して1つのECSグループを割り当てる
- NLBの接続数が同じなので、それぞれのECSグループのサービス数が一緒になって欲しいが偏る
- NLBに登録してしまうと切り離しの待機時間で無限に時間が掛かってしまうので、NLBに登録せずにサービス数を調整する
- デプロイ時にSwitch側に再接続要求を出して徐々に新サーバーに流していく
- デプロイは30分くらいで完了する
- いままでEC2 on ECSだったが、fargateでカーネルパラメーターを変更できるようになったのでfargateが使えるようになった。
- 1億接続のテストで問題なかった。
CUS-50 1420~1450 1 億 9000 万人のユーザー基盤を支える LINE の CDN 戦略
- 予測できるトラフィックor予測できないトラフィック
- 新年の挨拶 お祝いの交わし方が違う
- 日本語:テキスト
- 台湾:動画
- タイ:画像
- 動画はCDNに乗らないがスタンプは乗る
- live streaming
- 自然災害
- 新年の挨拶 お祝いの交わし方が違う
- ユーザの動画はオンプレから配信してる
- Multi-CDNで予測できないトラフィックに対応していく
- 複数の外部CDNで同じように動作させるのが大変
- Cloudfrontは最初要件を満たせず使えなかったが、AWSチームに対応してもらって使えるようになった。
- AWSが結構相談に乗ってくれる。困ったことは聞いてみるべき。
- Multi-CDNは華々しくみえるが結構大変。
- 万能薬ではないが役に立つところはある
AP-27 1600~1630 データセンターのラックぜんぶ抜く!SCSK だからできる脱オンプレの秘策とは?
- 沖電気のDCの移行プロジェクト
- プライベートDCにも投資しているのでレガシーシステムもクラウドにリフトできる
- ソリューション:
- 沖電気のシステムは多様な事業領域があり、モダナイズできるものもあればできないものもある。
- DBの移行で話をもらったが、最終的にDC移行をするという話まで営業と技術で持っていった
その他
serverlesspresso
ホールに入るなりコーヒーのいい匂いがしてくるなと思ったら無料配布のコーヒーがあった。提供しているのはAWSを使っている人であれば一度はブログでお世話になっているであろうクラスメソッド。
注文の仕方は、一定期間ごとにQRコードが表示されるので、それを読み取り注文を行う。
まずはQRを読み取り、電話番号を登録するとワンタイムパスワードが送られてくるので認証。あとはメニューが出てくるので「Americano」か「Espresso」を選択して送信!
送信が完了すると自分の注文番号も画面に表示される。自分の注文番号がほぼ遅延なく出てきたので素晴らしい。
エスプレッソを頼んだが、容器の都合で大きい紙コップにちょこっとしか入ってない形式にちょっとビビったけれど、味はとても良かったです。
AWS outposts
みんなだいすき物理サーバー。今年も展示されてた。
電源ケーブルふっと!!
となりのブースにNitroのカードが置いてあったりする。
電源とエアコンの設置だけでデータセンターができるというパッケージが展示されていた。
AWS snowball
ご自由に持ち上げてくださいと案内してたので持ち上げてみた。20kg!! 持ち手がしっかりしているのもあるだろうけれど、重量の割には持ち上げた感覚が軽かった。
今回の所感
どこもかしこも生成AIという感じ。ただし生成AIを使うこと一辺倒ではなく、ハルシネーションをどう対応していくかという点に「責任あるAI」と書かれていることが多く、まだまだ試行錯誤の段階だなという感じ。ただしそういうものは対顧客で使うものに対する話であって、開発中のコード作成支援などでは十分に使えるレベルなのだな、と言った感触だった。
まとめ
予約してあったセッションを全部見終わった後に会場に来ていた今の会社を辞めた人と飲みに行ったが、サイゼリヤに行ってマグナムを開けてしまったのでおしまい。