ツー

日常の記録

V-Strom650 一年点検(1回目)

at 2023/09/24

まぁまぁ走ったからちゃんとメンテナンス

一年点検と部品の状態

走行距離

  • 2022/08/15 0km → 2023/09/24 19582km
  • 約1年1か月
  • 月平均1500km

日常点検での状態

  • フロントタイヤはそろそろスリップが出そう、リアタイヤはまだまだ大丈夫そう。
  • チェーンのOリングが何箇所か抜けている。チェーン&スプロケットを変えたほうがいい?
  • 各所まぁまぁ摩耗してるしタイヤとチェーンとかフル取っ替えして15万くらい行くか?

バイク屋で作業前に軽く診断&会話した結果

  • フロントタイヤは交換時期
  • フロントフォークオイルはもう1年くらい大丈夫
  • ブレーキフルードは2年周期なので来年
  • クーラントは5年持つからまだまだ大丈夫
  • プラグは交換
  • エアエレメントは交換
  • チェーンは今のメンテ状況であればもう一年行ける

なおここでの一年というのは今の調子で年2万キロ走る前提の話。

チェーンはまだいける

チェーンのOリングが一部抜けたのを知り合いに相談したら「それ交換時期やで」と言われたので、そんなもんか~寿命短くね~?と思いながらバイク屋にも念のため聞いたところ、メンテされてて状態が良いのでまだまだ持つと言われた。完全に交換する気でいたのでびっくりした。

Oリングが抜けていて大丈夫なのかと思ったが、金属に挟まっているゴムである以上消耗して抜けるのは一定確率であることで、Oリングが抜けたところでいつも通りに注油メンテをしていれば防錆や潤滑には事足りるっぽく、Oリングが抜けること自体はそんなに気にしなくて良いらしい。

チェーンのメンテが十分でない状態で2万キロであれば交換も提案するようだが、定期的にチェーンにオイルを刺していてチェーンの動きが良ければ全然持つらしい。

巷ではチェーンメンテ不要論なんかもよく聞くが、あれはレースをやっている人の価値観じゃないかなと思う。レースのためにエンジンですら交換するし、各種消耗品も予防で早めに交換したり、おいしいとこを過ぎたりしたら交換するのだろうし。

そうではない一般のツーリングライダーであれば、日常でのチェーンメンテを欠かさないようにしたら従来のメンテナンスサイクルのチェーン交換を一回パスできると考えると、ちゃんとメンテする価値はあるのではないか。走行1000kmくらいごとに5分くらいで軽く注油するだけで、一年点検でのチェーンとスプロケットの交換代金3、4万が浮くとなると悪くはないと思う。

メンテの結果と費用

  • 合計 \36,000-
  • 12カ月点検料 \22,000-
  • 消耗品
    • スパークプラグ(1870*4) \7,480-
    • エアーエレメント \3,520-

タイヤは即納でなかったので、来週ロンツー予定なので今週のうちにバイクを受け取っておかないとダメだったので今回は見送り。今月中には変えたい。

交換したパーツの消耗状態を記録しておく。

プラグ。イリジウムだったのね。 エアクリーナー。

一年間乗った感想

グレードアップした250

前に乗っていた250から650に排気量がアップし、アルペンローダーと称されるバイクに対しいろいろな万能感を期待して1年間乗り倒してみてたどり着いた結論は、装備がアップグレードされた250の感覚で乗るのが一番合ってるバイクなのかなと思っている。どこがアップグレードしているのかといえば3点。

1点目はバイクの車格や足回り。まず大型バイクの装備は排気量相応の走行に耐えられるようなものが付いているので通常域の走行では必要十二分くらいになる。最初250感覚でブレーキを掛けたらまぁまぁの急制動になってビビった。もちろんブレーキだけでなくサスやタイヤ、乗車姿勢などすべてにゆとりがある。250に比べると運転にシビアにならなくてもいいというのは運転に余裕が生まれ、結果疲れなくなる。

2点目は燃料タンクの大きさ。よほどのロンツーでもなければ給油をほぼ意識せずに済む。唯一困ったのは金沢行くのに北陸道使ったら給油が必要だった時くらいだけどそういうのは例外。大阪以西に自走で行くとかでもなければ燃料を気にしなくてもよいと言っていい。

3点目は高速巡行の快適さ。250に乗ってた時は「250でも高速全然行けるじゃん」と思っていたが、乗り換えてから長めの距離を走ってみて初めて本当の意味での「楽なバイク」というのを体感した。本当に揺れないのね。250で高速は走れるものの全身緊張感MAXという感じで疲労困憊である。乗り換えて以降新東名を走るときも微緊張くらいで行けるのでこれもかなり疲れなさに影響してくる。

このバイクで注意するのは一点。120km走行はつらい。

アルペンローダーなんて名前が付いてるし、いぶし銀のバイクとして有名なのでさぞ高速も楽だろうという先入観があるかもしれないが、新東名のような速度には向いていない。100kmくらいがちょうどいい。

上記に書いた通り各種装備で快適ではあるものの、どうやったって650は650である。回転数の高さはどうにもならない。新東名を快適に走りたいのであればリッターのツアラーしかないと思う。

そこでリッターツアラーに乗り換えるのか?という疑問にぶつかるわけだが、V-Strom650の素晴らしいところは「グレードアップした250」ということで、高速もそこそこ快適なのにギリで下道を乗るのにも苦労しないという絶妙なバランスである。たしかにリッターツアラーに乗り換えたら高速は楽だろうが今度は下道がしんどいし取り回しだってつらくなる。なにより200万とかするし、それだったらガソリン代とか場合によっては新幹線代に当てたほうがツーリングの回数を増やせるよねという結論になる。一年くらいのって気が付くそんな感じの「絶妙さ」に改めて唸ってしまったし、たぶん生活スタイルが変わらない限りは乗り続けていくんだろうなという気がした。

ウインドスクリーンの替え時

メッシュジャケットを着るような猛暑になったら純正のスクリーンにする。それ以外の季節はGIVIのロングスクリーンでいい。

まとめ

2万キロは乗っているものの、いうて大型バイクなのでそんなに消耗しきっていなくてよかった。でもまだ一年目だもんな。最低10万キロは乗っていきたい。