防水ブーツなどないのでもうゴム長靴しかない(個人の感想)
概要
ちゃんとバイク用に設計された長靴である。
ぱっと見は完全にゴム長靴だが、紐で調整可能になっているのと、くるぶしにガードがついているのと、チャックがついていて脱ぎ履きがしやすいようになっている。
雨の中一日走って試した
沼津に行く予定があったけれどほぼ一日雨予報だったのでこのブーツを履いて一日走ってみた。
足をゴムで覆ってるので流石に濡れない。けど透湿素材でなく全部ゴムで出来た長靴であるのでまぁまぁ蒸れる。今の時期くらいだとちょうどいい感じがするが季節がもう少し夏よりになると蒸し暑くてたまらないかもしれない。
濡れないと書いたが走行中にたまーーにスポイトで刺したような感じで一点が濡れる感触があるときがある。これはたぶん下半身はエクスプローラージーンズを履いたうえで袖口を絞ったりはしていないので、巻き上がった雨粒が隙間から一部入ってきたのかなという感じ。それよりかは足の汗で濡れるほうが多いので誤差かもしれない。
履き心地は良くも悪くも長靴である。靴としてちゃんと作られているシューズやブーツ類と比べると流石に若干の歩きにくさがあるのは否めない。とはいえ長靴としてはかなり歩きやすい部類に入ると思う。
長靴という構造上仕方がないことなのかもしれないがあまりジャストフィット感がないためちゃんと中敷きなどで調整する必要がある。今回は付属の中敷きだけ使って調整しきれていなかった感があるので今後はもうちょっと詰めていきたい。
サイズ感
自分は一般的に26.0くらいであるが、このブーツはL(25.5〜26.0)にした。
一個下のM(25.0〜25.5)のほうがフィット感があったがジャストサイズ過ぎて若干足に痛みを感じた。L(25.5〜26.0)だと逆に余裕があり過ぎてちょっと歩きにくそうだった。だがこのブーツには調整用ソールがついていて大きめのサイズをソールで調整して使うような履き方を想定している感じである。
この調整用ソールを入れて、紐をできるだけキツくしめてみると若干は余裕があるもののちょうど良くなった。これくらいは余裕がないと冬場に厚手の靴下を履いた時とかにきつそうな感じがする。余裕が全く無いよりかはソールで調整できる方が後々調整しやすいのでL(25.5〜26.0)にした。
防水ブーツという幻想
巷にはバイク用の防水ブーツというのはまぁまぁ溢れている。
防水という言葉に惹かれて購入し、いざ雨の中で走ってみると大体濡れる。靴の中がしっとりくらいならまだいい方で、靴の中がグッチョグチョというのはほんとあるあるである。
防水ブーツというのは靴の部分は間違いなく防水ではあるものの、足を入れるための入口から水が入ってくるとなす術がない、当たり前だけど。もちろんレインコートを着てきっちり靴の入口まで覆ってしまえばいいんだけれど、エクスプローラージーンズにして以来、基本的にレインコートは持ち歩かなくなったのでそれは使えなくなった。
エクスプローラージーンズはサイズ合わせの時に、一般的なボトムスよりかは長めの丈で調整される。これは立った時ではなくバイクに跨った時にちょうどよくするためなので問題はないが、その長めの丈でも靴の入口は覆うことができないので小雨ならともかく強い雨だと水が入ってきてしまう。
その対策で雨用のブーツカバーを買ったりした。
性能的には全く問題ないものの、これはどちらかといえば出先で予期せぬ雨に降られた場合の対処であって、家を出る時点で雨の場合という感じの装備ではない。出発時点で雨の日に、防水ブーツだからいけるやろと思ってブーツカバーを掛けない→雨が強くて結局靴の中が濡れる、というのを既に3回くらいやってるので(バカなので)、一日雨だったらそもそも気にせずに済む防水ブーツがあった方がいいんじゃね?となって今回このレインブーツを買った。
アドーネシューズでは期待した性能は得られなかった
防水性能を期待してクシタニのアドーネシューズを買ったりした。
クシタニは少し前に諸般の事情でブーツでの完全防水をやめてしまっていて、現状のラインナップで完全防水が残っているのはこのアドーネシューズのみである。
でもエクスプローラージーンズと合わせるとなると防水性能を発揮できない感じである。まぁ上記の通りレインコートを着て靴の入口を覆わないのが悪いんだけれども。ライディングシューズとしては気に入っているのでこれからも履き続けるけれど、自分のユースケースではあっていなかったっぽい。
とはいえ自分の認識が間違ってるんじゃね?という気がするので、今度クシタニに行ったら靴の防水についての話を聞いてこようかなと思う。
一旦見送った防水ブーツ
ホワイトベースの二宮氏がおすすめしていたのが、ガエルネのGアスペンというブーツ。下記動画で紹介していた。
日本の代理店はジャペックス。
売ってるところが見つからないのと、3万7千円という価格なので一旦見送り。
まとめ
言うてゴム長靴なのでクソ蒸し暑い可能性はある。もう少し試していきたい。
耐えきれなくなったらGアスペンを買うかもしれない。