安い直し方、高い直し方等々いろいろあってべんり。
事故ってビリビリになった
この前事故ってバイクと一緒に地面を滑ったので、もう車体も人間の精神もボロボロだが、エクスプローラージーンズもボロボロ。
右ポケット
右ひざ
革であるエクスプローラージーンズでこれなので、化学繊維だったら今でもケガを引きずっていた可能性は全然あるので助かったともいえる。
とはいえ、こんなになってしまったので修理に出しに行く。
修復方法
半身交換 \25,000-
パンツの右全面の革を、一回外して新しいものに入れ替えて縫い直す修理。
全入れ替えなので新品同様となり傷が無くなるがそこそこ高い。使い込んだ革から新品の革に変えるのでどうしても変えていないところとの色の違いが出てしまうとのこと。
この修理法を選ぶような人であれば再染色(\9,000-)がほぼ必須じゃないかなという感じ。
現状だと半身交換2か月＋染色2か月の待ちらしく、しかもこの待ちは日々増えているっぽく、さすがに半年近く使えないのは厳しい。
革のパッチ当て 20cm角 \5,000- 二か所で\10,000-
傷が入った部分に同じ革でパッチを当てる方法。
今回の場合、上記の写真のように右のポケット部分と右ひざの部分に傷が入っていたのでそこを覆うように二か所の修理となる。
新品のようにきれいには直らないものの、パッチの革を縫い付ける際のステッチがアクセントっぽい感で、言うほど違和感はない。
パッチであれば革の色の違いもデザインみたいな感じでとらえられると思うし、全然良い感じ。
ついでに革のメンテ方法を聞く
店に行ったついでに、革のメンテ方法を再度聞いてきた。主にレギュレーターライトジャケットでの革の話。
馬鹿だから革を着ていって毎回現地で雨に降られるので、自分のツーリングのスタイル的に合わないのかなと思っていたが、雨の後のメンテさえちゃんとしていれば濡れることは全然問題ないらしい。
メンテはそんなにしなくていい
自分は乗るたびにメンテしなくてはいけないと思ったが、そんな高頻度でメンテナンスはしなくてもよいらしい。
- ツーリング後に汚れがあったら、汚れた場所を水吹きで取る→オイルで油分を補給。
- 全体をメンテナンスするのは、気にする人で月一程度でよいとのこと。
- 人間の皮膚のように、夏は脂っぽい、冬は乾燥気味。
- ミンクオイルのスプレーもクリームも、メンテできる回数に言うほど差はないのでどっちでもよい。スプレーのほうが手軽で汚れないので便利。
- 濡れてしまった場合は必ずメンテする。
- 濡らしてしまった場合は、まずは水分をふき取って、完全に乾ききる前、ちょっと濡れてるくらいの状態でオイルを補給する。
革は過程で普通に洗える
革は以下の手順で家庭でも洗える。ただし揉んで洗ってはいけない。必ずつけ置き。やって上から押す程度。
- 浴槽とかで洗剤でつけ置き洗い
- 軽くシャワーなどで洗剤を流す
- 再度浴槽でつけ置きすすぎ
- ハンガーに引っ掛けて荒く水分を落とす
- バスタオルなどで水分を吸い取る
- ここで一回オイル補給
- 浴室乾燥機やエアコンの除湿モードなどで水分を抜いていく
- 乾ききる前に再度オイル補給
今まで、革は決して濡らしてはいけないというある種の強迫観念を持っていたが、事後の対処が正しければ濡らすことは全然問題ないんだな、というのがわかった。
余談として、テキスタイルジャケットも同様の選択方法でシーズンごとに洗濯したほうがよいらしい。
革に撥水スプレーをしてもよいが、メンテのたびに撥水成分をはがさないといけない
革に撥水スプレーというのは聞いたことがあったので、どうせ度々濡らしてしまうのであれば撥水スプレーをしておいたらいいんじゃないかと思ったのでついでに聞いた。
撥水スプレーは有効ではあるものの、メンテを行う際に撥水成分を除去しないとそもそも油分が染み渡らないとのことで、メンテのたびにやることが増えるという感じっぽい。
